俺の女に触るな!
「じゃあさ、トモ、どっかファミレスかどっか近くの24で過ごそ。な、そうしよ。飽きるまでずっと付き合ってやるよ」
「ヤヨってさ、俺に欲情しそうだからホテル行きたくないんだろ?」
「何言ってんの?お前」
「発情すんのヤバイと感じてグズってんだろ?」
「なわけねえだろ」
「嘘だねー」
「嘘じゃないねー。お前なんかじゃ全然色気感じないもんねー。このクソガキが」
「クソガキ……ガキ……じゃ、別にいいじゃん。ホテル行こ。ビジネスだったら大丈夫だって」
「だからあ、倫理とかってのがあるでしょ。わたくしはあんたの何?」
「……」
「何だって聞いてんだよ」
姉ちゃん、とか言ってくれたらちょっと嬉しいかも……。ま、このひねくれもんはうるせー近所のババア、とか言いそうだもんね……って実際そうか……。
「恋人だよ」
「はえ?」
「俺の彼女だよ」とトモは平然とそう言い頬を窄めアイスコーヒーを一気に飲み干した。「わがまま聞いてくれる大好きな彼女」
ゴポゴポゴポ……。
私は口を開けたまま暫しボーッとした。