届かない想い・愛される喜び

着信音で・・・起こされる

携帯の画面には・・母さん・・の文字
「・・はい?」
「あっ、海音?」
「ああ、朝からなに?」
「ごめんね。寝ているところ
真理亜の娘の花恋(かれん)を
迎えに行ってほしいの。」
「真理亜さんの娘?
花恋?えっ、あの?」
「あの?か何かしらないけど
花恋よ。
私もお父さんも土曜日は、
先生方の変わりに勤務に入るから
休めなくて・・・
だから、頼んでよいかしら?」

俺は、懐かしい気持ちもあり
「‥ああ、いいよ。」
と、答えて電話をきった。

それに
母さん達は、なるべく土曜日は
他の先生達に休みをあげたいと
言っていたから・・

母さんから直ぐ
今日の10時45分に到着するから
と、ラインが来ていた。
今は、8時だ。
用意してから出掛けよう。
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