届かない想い・愛される喜び

少し長くお風呂に入って居たからか
脱衣場のドアの所で
海音が立っていて
「あんまり出て来ないから心配した。」
と、言うから
「ごめんね。
少しゆっくりしてしまいました。」
と、言うと
優しく抱き締めてくれて
「喉乾いてない?」
「少しだけ。」
と、言うと
「髪を乾かしていて」
と、言われて
髪を乾かしていると
海音がミネラルウォーターを
持ってきてくれ
私に持たせて
ドライヤーは海音がとり
私の髪を乾かしてくれるから
「ありがとう。」
と、言いながら
私はミネラルウォーターを
口に入れた。

なんだか、海音が優しくて
ドキドキしちゃう。
「うん、これで乾いたかな。
ドライヤー片付けてくるから
寝てて。」
「あっ、うん、ありがとう。」
ミネラルウォーターをベッドサイドに
置いてベッドの端に腰かけた。

海音がお風呂の中で
触ってよいのか
躊躇している姿を思いだし
笑っていると
「何を思い出し笑いしてるの?」
「うふっ、あんなに完璧に
なんでも出来る海音が
お腹を触るとき躊躇していたのを
思い出していたの。」
「・・なんかさ、いるんだ
俺達の子供がって
すっごい、嬉しい気持ちと
なんか神聖な場所にも思えて・・・」
「ごめんね。
こんなに喜んでくれるなら・・・」
「いや、いいんだ。
全て、俺がいけないんだ。
俺こそ、もう一度
俺を見てくれてありがとう。」
と、言う海音に
「本当は、もう二度と会うことは
ないと思っていたの
だから、嬉しかった。」
と、言う未姫に
海音は、キスをした。

何度もキスをしながら
「抱いても?」
「うん、ゆっくりなら。」
と、答えると
そっと、ベッドに倒して
もう一度キスをしながら
パジャマを丁寧に脱がせ
そっと胸にもさわる
「大きくなった?」
「・・えっ・・そうかな・・ウン・」
そっと胸先を含み、吸い上げる。

少し痛いような、
気持ちよいような
海音は、何もかも丁寧に
優しく扱ってくれる。
前に怖がらせたことを
気にしているみたい
それに赤ちゃんも
「未姫っ、ごめん
もう、我慢できないっ
ゆっくり、入れるから・・・」
「・・・うんっ・・きてっ・・」
そっと入ってくるが
「‥‥ウッ‥‥フゥン‥‥」
「‥‥クッ‥たまら‥ないっ‥‥」
ゆっくりに抽送を繰り返し
「‥海‥音‥っ‥‥」
「‥‥愛して‥てるっ‥‥」
海音は、お腹に負担ないように
私の横に倒れこみ
私のおでこにキスをしながら
「びっくりしたかな?」
「クスッ、どうかな?
パパとママは、仲良しなんだ
と、思っているかも。」
と、言うと
海音は、嬉しそうにお腹を撫でていた。

私は、気持ちよくなり
そのまま目をとじてしまった。
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