届かない想い・愛される喜び

未姫は、その間に
お世話になった産婦人科の先生に
説明して、向こうの病院にかかる事を
話した。

先生のおかげで、産む決心がついた事への
お礼も忘れずに。

土曜日に海音が迎えにきてくれた。
婚姻届を持ってきて
海音の欄は、全て記入されていて
未姫とお母さんが、記入した。

お義母さんにお礼を言って
式場等が決まり次第
連絡しますと伝えた。
今日、樹也さんは仕事みたいだ。

未姫に
「お腹きつくないかな
シートベルトしないといけないけど。」
「うふふっ、大丈夫だよ。」
と、言うと
照れながら
「休憩しながら、いくけど
なんかあったら言って。」
と、膝かけを渡した。
「うん?」
と、思っていると
「母さんが、持っていきなさい。
と、言うから。」
と、言う海音に
「ありがとう。」
と、言いながら
すごく温かい気持ちになった。

本当に海音は、あちこちで止まり
通常の倍かかって海音のマンションに
着いた。

明日、市役所と式場にいく
と、言いながら
私の荷物を持ち
片手は、私と繋いで
海音の部屋まで行き
玄関がしまると
海音は、荷物を下に置いて
私をそっと抱き締めた。

「あんなことをした部屋だけど
   ⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅大丈夫?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅うん。大丈夫だよ。
沢山、心配かけてごめんね。
そして探してくれて、ありがとう。」
と、言うと
顎を持ちあげられて
触れるだけのキスをしてくれた。

だから、海音の首に腕を回して
私からも海音にキスをすると
「もう、人は我慢しようとしてるのに。
だめなんだろう?赤ちゃんに悪いし。」
「くすっ、大丈夫だよ⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
    激しくは無理だけど。」
と、言うと
「えっ、そうなの?」
と、言われて
コクンと頷いた。
「あ~っ、でも、そのために
連れて帰ったわけじゃないから
買い物に行こうか?」
と、言う海音に
笑いながら、うん、と答えた。

二人で手を繋いで
スーパーに行き買い物を済ませた。

前は、キッチンに立つことなかった
海音が、手伝ってくれた。

「大丈夫だよ。」
と、言うが
「役にたたないけど」
って言われて・・

夕飯を食べてから
お腹を見せてほしいと言う、
海音に負けて
二人でお風呂に入った。

海音は、愛しそうに
お腹を撫でて
「未姫は、ゆっくり入っておいで」
と、先に上がっていった。

寂しいと、思ったけど
久しぶりの海音の家の
お風呂にゆっくりつからせてもらった。
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