12月の春、白い桜が降る。
それから約二ヶ月後、そのプレゼントをくれた西村康平君から告白された。

私は、生まれて初めて、告白をOKした。

その時の康平は、とても喜んでくれていた。

誰かに愛されるって、こんなにも、幸せなものだったのか。

私が彼に心惹かれるのに、そう時間はかからなかったのだ。
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