12月の春、白い桜が降る。
昨日と同じように家のチャイムがなり、僕はその音で目を覚ます。

ベッドから跳ね起き、早歩きで玄関へ向かう。

ドアを開けると、やっぱり立っていたのは結川さんだった。

「上がってどうぞ。」
「今日は君のほうから誘導してくれるんだ」

彼女は今日は白いTシャツにロングスカートを履いて、お洒落なサンダルで来ていた。

昨日もだったが、上がってすぐ靴を整える辺りから、いい環境で育っているというのがわかる。

しかし彼女自身はかなり図々しく自由奔放な性格をしているが。
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