雪のラブレター~先生、好きです~
…え
突然の出来事に、目を見開いたまま佐伯先生を凝視してしまう。
「あ!しまった…卒業してからって決めてたのに!」
さっきは真っ赤だった佐伯先生は、今は青ざめている。
「…」
今…
キスしたよね…
え!?
「慌てるな、俺…はぁー…」
目の前で佐伯先生は、落ち着きを取り戻そうとしている。
けど、私は展開が早すぎてついていけていない。
え…
キスしたよね、今…
佐伯先生と…
それが頭の中をループしている。