やさしくしないで ~なぜか、私。有能な上司に狙われてます~

私は田代君を押しのけるようにして、課長のところへいった。
私たちが言い合ってたのに、課長は自分の席で、素知らぬ顔で仕事をしていた。

「どうしてですか?」
私は、少しかん高い声で言った。高ぶった気持ちが声に表れていた。

課長は、モニタの細かな数字をチェックしていて目を離そうとはしない。
私は、課長の手元に書類を置いた。
私が話しかけても、課長は気にせず作業を続けている。私は、より私を無視できないように、彼の目の前に立ってみた。
反応なし。
彼は、私のことを無視して作業を続けている。

「町田課長?」
依頼書を鼻先に突きつけてやろうか。
私のイライラが更につのっていく。
彼の頭のてっぺんが視界に入る。
私は、彼の頭の上をのぞき込むように上から見ていた。
いくら、ハンサムだからってあと数年すれば40じゃないの。
髪の毛だって薄くなるかもしれないし。
そうよ。何も恐れる事はない。
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