男子校に咲く一輪の花

- - - 放課後 - - -寮の廊下にて - - -

俊 『 今日は乃愛ちゃんに会いに行くのはやめようか』

颯 『 そうですね、悪化してもいけませんし』

蒼 『 俺らがいったらきっと乃愛は優しいから気をつかうだろうし、ご飯作り出しそうだしな』

隼 『 うん…』

優 『 じゃあまた明日な 』




ガチャ

優 『 ただいま〜 』

スースー

規則正しい寝息が聞こえる。

優 『( 寝てるんだな )
乃愛、早くよくなれよ。みんな寂しがってる。
   俺も元気な乃愛が良い…。』

乃 『 んっ…あっ、おかえり、優斗くん 』

ギュッ

乃 『 ん?/// 優斗くん? 風邪うつるよ? ///』

優 『 乃愛…』

乃 『 優斗…くん…?/// 』

戸惑っていると優斗くんは離れた。


優 『 …何でもない。体調どうだ? 』

乃 『 朝よりは元気だよ ♪ 』

優 『 よかった 』



そう言いながら優斗くんが
頭を撫でてくれていたから
私はまた温かい優しさに包まれながら
眠りにおちた。



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