溺甘系朧咲夜【完】


ちなみにこの間、ふゆちゃんと降渡さんは食事を止めていない。


そして先生がじーっと見て来るのも変わらない……。


先生、何が言いたいの。


先生に見てもらえるのは嬉しいけど無言だと不安になるって言うかヘンな格好してるんじゃないかと不安になったけど今私床に突っ伏してるから間違いなくヘンな格好してるわ。


……話してなかったこと怒ってる? 私が告白されたことなんか、先生が気にするとは思ってなかったけど……。


そろそろと顔をあげると、ちょうどふゆちゃんがお箸を置くところだった。


「流夜。昨日、僕の咲桜に告った身の程知らずはもう頼がシメてるから」


「私ふゆちゃんのじゃないからね⁉ それから頼を手下にしないで!」


「あ、そうだったね。もう在義さんに流夜との付き合い認められてるんだものね」


「~~~~っ」


今のやばい! 色々やばい! ふゆちゃんの言い方もやばいけど私の咄嗟の反応もない! ほら、在義父さんが一瞬固まったし!

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