好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
ラジオを聞き終えた俺は、勉強が手につかなくなってしまった。
俺のせいで、ほのかは辛い立場になってしまった。
あの時、俺はどうしてほのかの手を握ってしまったのだろう。
ほのかは俺の幼なじみではなく、アイドルグループのセンターになっていた。
ほのかのイメージは昔のままで、彼女は芸能人だということを忘れていた。
いや、彼女はアイドルだとわかっていても、ほのかは俺のものだと証明したかったのかもしれない。
俺のせいで、ほのかは今も泣いているのだろうか。
ほのかに代わってファンに謝りたいが、俺にできることは何もなかった。
ラジオはいつの間にか、次の番組が始まっていた。
俺はラジオを止めて、問題が解きかけだったノートを閉じた。
俺のせいで、ほのかは辛い立場になってしまった。
あの時、俺はどうしてほのかの手を握ってしまったのだろう。
ほのかは俺の幼なじみではなく、アイドルグループのセンターになっていた。
ほのかのイメージは昔のままで、彼女は芸能人だということを忘れていた。
いや、彼女はアイドルだとわかっていても、ほのかは俺のものだと証明したかったのかもしれない。
俺のせいで、ほのかは今も泣いているのだろうか。
ほのかに代わってファンに謝りたいが、俺にできることは何もなかった。
ラジオはいつの間にか、次の番組が始まっていた。
俺はラジオを止めて、問題が解きかけだったノートを閉じた。