好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
いよいよsnow mistの握手会が始まる。
スタッフが会場の扉を開いた。
会場の中では、20数名のアイドルが横一列に並んでいる。
揃いの白いセーラー服の衣装を着た彼女達の前には、細長いテーブルが置かれていた。
まだデビューしたばかりとはいえ、日常では普通に見かけないレベルの美少女が一列に並んでいる。
その光景に圧倒されてしまった。
俺はグレーのリュックを肩にかけ、頭に手をやりながら歩いていく。
ほのかは美少女の列の一番手前にいた。
一瞬、誰だかわからなかった。
少し髪が伸びて、薄ピンクの口紅をつけたほのかは、俺が知っているほのかよりも大人びて見えた。
スタッフが会場の扉を開いた。
会場の中では、20数名のアイドルが横一列に並んでいる。
揃いの白いセーラー服の衣装を着た彼女達の前には、細長いテーブルが置かれていた。
まだデビューしたばかりとはいえ、日常では普通に見かけないレベルの美少女が一列に並んでいる。
その光景に圧倒されてしまった。
俺はグレーのリュックを肩にかけ、頭に手をやりながら歩いていく。
ほのかは美少女の列の一番手前にいた。
一瞬、誰だかわからなかった。
少し髪が伸びて、薄ピンクの口紅をつけたほのかは、俺が知っているほのかよりも大人びて見えた。