好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
「ねぇ、あれsnow mistのほのかじゃない?」
ほのかが何か答えようとした時、どこからともなく声が聞こえてきた。
その声の方向に視線を向けると、映画のグッズ売り場にいる女子高生二人組がほのかを指差している。
「あの人、誰?ほのかの彼氏?
……ってか、アイドルのくせに彼氏とかヤバくない?」
「だよねー。あっ、いいこと思いついた。
写真撮って週刊誌に売れば、意外ともうかるんじゃない?」
「それ、超名案!」
女子高生の一人がスマホを取り出し、カメラをこっちに向けた。
携帯にカメラ機能つけたやつ、どこの誰だよ……
国民総カメラマン時代になってしまったじゃないか。
ほのかは、とっさに俺から離れた。
ほのかが何か答えようとした時、どこからともなく声が聞こえてきた。
その声の方向に視線を向けると、映画のグッズ売り場にいる女子高生二人組がほのかを指差している。
「あの人、誰?ほのかの彼氏?
……ってか、アイドルのくせに彼氏とかヤバくない?」
「だよねー。あっ、いいこと思いついた。
写真撮って週刊誌に売れば、意外ともうかるんじゃない?」
「それ、超名案!」
女子高生の一人がスマホを取り出し、カメラをこっちに向けた。
携帯にカメラ機能つけたやつ、どこの誰だよ……
国民総カメラマン時代になってしまったじゃないか。
ほのかは、とっさに俺から離れた。