想いの行方
4人の飲み会に佐伯選手が参加することが増えた。
私以外の四人は、昔からの友達だから、彼はリラックスしていたんだと思う。
プロの選手なのに、気さくで何時も面白くて、優しい佐伯選手にだんだん惹かれていった。

私の初恋だった。

ただ、彼が有名な選手だということをテレビや新聞などで見て知り、自分の気持ちには蓋をした。

そんな気持ちを知らない彼は、
今日の夜ごはん。
うちの猫って、良く写真を送ってくれた。
彼は友達の後輩として、構ってくれているのだろうって思っていたけど、メッセージが届くのを何時も楽しみにしていた。

初恋は、実らないって、本当だと実感していたけれど、初めて好きになった人だから、こんな風にやりとりができたり、たまに一緒にいられるだけで私は幸せだった。
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