停留所で一休み
「はい。美人の上に料理もできるなんて、尊敬しちゃいます。」

「び、美人?またまた~」

「本当ですよ。その大きなピアスも、すごく似合ってますし。」

「はははっ!和希ちゃんっていい娘だね。」

すっかり乗せられている私に、家族は呆れた目で見てくる。


「何よ。」

「別に。姉ちゃんが単純な人でよかったよ。」

克己にまでそう言われる始末。


夕食が終わると、和希はさりげなく立ち上がる。

「お片付け、手伝います。」

そう言って母の後をついていく。

克己がふいに、食後のお茶を飲んでいる私に聞いてきた。

「いい彼女だろ?」

「ん?ああ…」

「あれ?気に入らない?」

どうやら克己は、姉の私が和希ちゃんをどう思うのか、気になるようだ。

「ううん。いい子だと思うよ。お母さんとも仲良さそうだし。」

克己はその言葉に笑顔になる。


「だったらいいんだ。」

「何で?」

私は不思議に思った。
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