停留所で一休み
「どうするの?今からまた探すの?」

「そうするしか、ないじゃない。」

「ねえ、思い切ってお見合いとかは?」

「お見合い!?」

私の頭に一瞬浮かんだのは、独身の男女が集まって、お話をしていくお見合いパーティーだが、一香の言っているお見合いは、絶対これじゃないだろう。

所謂、親や親せきが持ってくる、『この方、いい人なんだけどまだ独身なのよ~』と、いつ撮ったか分からない写真を見せられる、”あれ”だ。


「いいわよ、面倒くさい。」

「何言ってんのよ、お姉ちゃん。早くしないと、子供産めなくなるよ?」

我が妹ながら、その言い方にカチンとくる。

「ほ~んと。一香みたいに早く結婚していれば、子供だって何人も産めるのよ。」

お母さんも、一弥を抱っこしながら、一香に加勢だ。

「私、子供は二人でいいもん。」

すっかり打ちのめされて、不貞腐れる私。


そんな事、一番私が分かってるやい!
< 68 / 224 >

この作品をシェア

pagetop