停留所で一休み
そこにいたのは、予想通りに本村君だった。

「おう。小形。」

「あ。本村君。」

どこまでこいつは、私のテリトリーに入ってくる気なんだ。


「さあ、座って。出海ちゃん。」

そしてなぜか、本村君の隣に座らせられた私。

「やっぱり、同級生でしょう?地元がこっちだって聞いて、ピンときたのよ~」

女というのは、年をとるとそんな感が冴えるものなのか。


「ところで出海ちゃん。結婚は?」

本村君の隣で、突然の質問にむせた。

「真恵叔母さん、今ここでそんな話しなくても……」

「あら、ごめんなさいね。で?どっちなの?」

言い寄ってくる真恵叔母さん。

「してないけど……」

「あら、そうなの?」
< 83 / 224 >

この作品をシェア

pagetop