恋する24時 2

「由似を寝せるためなのに?」



「あっ、そっか……、う~ん」



「うぅん嬉しい、2人ともゆっくり話ししたい」



「じゃあ、この日は3人でパジャマパーティだね、でも時間決めてちゃんと寝よ?」



「うん」



「じゃあ、この日は、由似に料理教えてもらおうかな、わたし」



「ありがとう遥花、夕飯一緒に作ろうか?」



「うん」



「……でも由似、今まではどうしてたの? あたし達に今頼むって事は、他にいてくれたんでしょ?」




 えっ?




「うん、……あ、れ?」




 明日実に聞かれて、改めて

 この3週間を振り返り

 その異常さに

 自分で血の気が引いてしまった。




「……」




 3週間、毎日って

 当たり前に思ってたらダメなヤツだ。



 可児先輩は、サラッと

 こなしてるように見えるけど

 物凄く迷惑と手間をかけてしまっている。



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