しあわせ食堂の異世界ご飯3
「アリア様、いくらなんでもポーカーフェイスが下手でしてよ? 駄目よ、小国といえどあなたは一国の王女。味方の少ないこの場所で、隙を見せてはいけないわ」
「あ……はい。ご忠告、痛み入ります」
諭すように告げるローズマリーの言葉はもっともで、アリアは膝の上に置いていた拳をぐっと握りしめる。
決して表情を繕うのが苦手というわけではないのだが、さすがに大国の姫は一味違う。
「ふふ、アリア様は純粋でとっても可愛らしいわ。でも、安心してちょうだい」
「……?」
「もし行き場がなくなってしまったら、わたくしがアリア様をもらってあげるわ。そうすれば、いつでも美味しい料理を作ってもらえるもの」
名案だと言わんばかりに、ローズマリーがひとつ手を叩く。
考えてもいなかった提案をされて、アリアは今度こそ綺麗な笑顔を作る。
「ローズマリー様にそこまで評価していただけるなんて、とても光栄ですわ」
「あら、つまらない……」
慌てるアリアを見たかったのだろうけれど、そうはいかない。ルーズベルへ行ってローズマリーの料理人になるなんてとんでもない。
「あ……はい。ご忠告、痛み入ります」
諭すように告げるローズマリーの言葉はもっともで、アリアは膝の上に置いていた拳をぐっと握りしめる。
決して表情を繕うのが苦手というわけではないのだが、さすがに大国の姫は一味違う。
「ふふ、アリア様は純粋でとっても可愛らしいわ。でも、安心してちょうだい」
「……?」
「もし行き場がなくなってしまったら、わたくしがアリア様をもらってあげるわ。そうすれば、いつでも美味しい料理を作ってもらえるもの」
名案だと言わんばかりに、ローズマリーがひとつ手を叩く。
考えてもいなかった提案をされて、アリアは今度こそ綺麗な笑顔を作る。
「ローズマリー様にそこまで評価していただけるなんて、とても光栄ですわ」
「あら、つまらない……」
慌てるアリアを見たかったのだろうけれど、そうはいかない。ルーズベルへ行ってローズマリーの料理人になるなんてとんでもない。