しあわせ食堂の異世界ご飯3
リズはアリアに抱きついて、「楽しみです!」と告げる。
 アリアも正式に許可をしたわけではないのだけれど……ここまで嬉しそうにされては、とてもじゃないが駄目とは言えない。
「ライナスさんに許可をもらったのなら、さすがに私も受け入れないとだね。よろしくね、リズちゃん」
「はい! よろしくお願いします、アリアお姉さま」
 リズが満面の笑みで頷くのを見ていたエマも、「よかったじゃないか」と歓迎してくれている。
「エマおばさま、よろしくお願いいたします」
「ああ。可愛い子が来てくれてとっても嬉しいよ。……でも、よくこんなに早く許可を得られたもんだねぇ」
 リズが裕福な家の子だろうと思っているので、彼女自身が乗り気でも駄目だと一蹴されてしまうかも……と、エマは考えていたのだ。
 それはアリアも同様だが、ライナスは娘が大好きなので根負けしてしまった可能性も高い。
 アリアの予想はあながち間違ってはいなかったのだけれど、もう少し特別な理由が加味されていることをリズから告げられた。
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