しあわせ食堂の異世界ご飯3
「それに、早く回すことならできます。風よ、わたしのために踊って。ウィンド!」
「――っ!?」
リズが静かに告げると、ボウルの中の卵白と砂糖が高速で回転をし始めた。
くるるるっと、本当にダンスを踊っているかのようだ。あっという間に泡立ち、柔らかなツノが立ったのでアリアが慌てて止めに入る。
「もうそれくらいで十分だよ! ありがとう、リズちゃん。まさか魔法が使えるなんて知らなかったから、びっくりしちゃった」
「でも、できるのは簡単なことだけです。攻撃魔法とか、守りの魔法とか、そういうのは使えないです」
「いやいや、十分すげえよ」
リズが謙虚に告げるけれど、魔法を使えないアリアとリントからすればとても羨ましい。それをアリアが伝えると、リズがくすりと笑う。
「わたしからすれば、アリアお姉さまの料理の方が魔法みたいです」
「リズちゃん……」
なんて嬉しいことを言ってくれるのだと、アリアはじんわり涙が出そうになる。
「よーし、じゃあ続けよう! 今リズちゃんが混ぜてくれた状態は、『メレンゲ』って言うんだよ。これをさっきカミルが頑張って混ぜてくれた方のボウルに少しずつ入れて、かき混ぜていくよ。これもリズちゃんの魔法でお願いしてもいい?」
「――っ!?」
リズが静かに告げると、ボウルの中の卵白と砂糖が高速で回転をし始めた。
くるるるっと、本当にダンスを踊っているかのようだ。あっという間に泡立ち、柔らかなツノが立ったのでアリアが慌てて止めに入る。
「もうそれくらいで十分だよ! ありがとう、リズちゃん。まさか魔法が使えるなんて知らなかったから、びっくりしちゃった」
「でも、できるのは簡単なことだけです。攻撃魔法とか、守りの魔法とか、そういうのは使えないです」
「いやいや、十分すげえよ」
リズが謙虚に告げるけれど、魔法を使えないアリアとリントからすればとても羨ましい。それをアリアが伝えると、リズがくすりと笑う。
「わたしからすれば、アリアお姉さまの料理の方が魔法みたいです」
「リズちゃん……」
なんて嬉しいことを言ってくれるのだと、アリアはじんわり涙が出そうになる。
「よーし、じゃあ続けよう! 今リズちゃんが混ぜてくれた状態は、『メレンゲ』って言うんだよ。これをさっきカミルが頑張って混ぜてくれた方のボウルに少しずつ入れて、かき混ぜていくよ。これもリズちゃんの魔法でお願いしてもいい?」