しあわせ食堂の異世界ご飯3
アリアはカレーをよそりながら、あと何杯分くらいあるだろうかと計算する。おそらく十人前程度でなくなってしまうだろう。
 ちなみに、ハンバーグはとっくに品切れになってしまっている。
「アリア、そろそろカレーがなくなるんじゃないのか?」
 給仕をしていたカミルが厨房に顔を出して、タイミングよくアリアに料理の残りを確認してくれた。
 最近はカミルもアリアと一緒に仕込みや料理をしているので、最初の頃にくらべると料理の残量を把握しやすくなっているのだ。
 カレーとハンバーグだけであれば、ひとりで提供してもいいというお墨付きだってもらっている。
「あと十人前くらいで終わりだと思う。カミル、閉店準備をお願いしてもいい?」
「わかった」
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