しあわせ食堂の異世界ご飯3
そしてタイミングよく、アリアが「そういえば」と声をあげた。
「このしらすって、手に入りやすいんですか?」
もしそうであれば、ぜひ定期的に仕入れたい。
「今はまだ無理だ。港町の漁師たちがこれからしらすも漁の対象にするから、しばらくしたら流通するようになるはずだ」
「そうだったんですか。じゃあ、それを楽しみにしていますね」
「ああ。茹でてしまえば多少は日持ちもするだろうし、港町以外で売ることもできるかもしれないな」
とはいえ、まだまだ漁の方法や保存など、試行錯誤は必要になってくる。
けれど、しらすがじゃこになるのであれば……きっとリベルトとしてリントが早急に進めていくのだろう。
もちろん、合わせて梅干しの流通販路も作っていくつもりだ。
今までの食に無関心のリントから考えたら、かなり大きな進歩と言える。
そして加工業がまだ安定していないこの世界において、産業が発展していくことは大きな革命になるだろう。
けれどだからこそ、これからアリアと一緒に国を豊かにしていくことが楽しみで仕方がないのだ。
「このしらすって、手に入りやすいんですか?」
もしそうであれば、ぜひ定期的に仕入れたい。
「今はまだ無理だ。港町の漁師たちがこれからしらすも漁の対象にするから、しばらくしたら流通するようになるはずだ」
「そうだったんですか。じゃあ、それを楽しみにしていますね」
「ああ。茹でてしまえば多少は日持ちもするだろうし、港町以外で売ることもできるかもしれないな」
とはいえ、まだまだ漁の方法や保存など、試行錯誤は必要になってくる。
けれど、しらすがじゃこになるのであれば……きっとリベルトとしてリントが早急に進めていくのだろう。
もちろん、合わせて梅干しの流通販路も作っていくつもりだ。
今までの食に無関心のリントから考えたら、かなり大きな進歩と言える。
そして加工業がまだ安定していないこの世界において、産業が発展していくことは大きな革命になるだろう。
けれどだからこそ、これからアリアと一緒に国を豊かにしていくことが楽しみで仕方がないのだ。