しあわせ食堂の異世界ご飯3
ハンバーグを作るときのように、肉をミンチにしたのか? とも思ったけれど、そういう風にも見えない。
 アリアは困惑しているカミルを見て、「なんだと思う?」とにんまり笑う。
「えぇぇ、なんだろうな……ハンバーグの仲間か?」
「はずれ。お肉じゃなくて、魚だよ」
「なんだ魚か……さかなあぁぁ!? いったいどこが!? 魚感ゼロだろ……!」
 驚いて声を荒らげるカミルに、アリアは得意げに頷く。

 この世界で魚といえば、獲れたてなら刺身にもするが、基本的にそのまま焼いたり茹でたりといった調理方法がほとんどだ。
 加工することはほとんどないので、カミルが驚くのも無理はない。

「魚を細かくすり潰さないといけないから、加工が結構大変だったんだよね」
「すりつぶすと、こんな風になるのか……?」
「その後にも少し加工してるんだけど、一番大変なのはそれかなぁ」
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