しあわせ食堂の異世界ご飯3
今は少ししかないから作れたけれど、新メニューとして使うのであればこの工程を誰かに頼むか何かしなければ難しいかもしれない。でも恐らく、作業内容を説明して市場の人にお願いすればやってもらえるだろう。
 フードプロセッサーがあれば楽なのにと、アリアは作業で凝ってしまった肩をぐるぐる回す。
「っと、もう寝ないといけないんだった。カミルは寝れそう? 無理そうなら、ホットミルクでも用意しようか?」
 アリアは料理が終わって眠気がきたけれど、目が覚めてしまったカミルを放置するのも気が引ける。
 しかしカミルはゆっくり首を振る。
「いや、寝れそうだから大丈夫だ。早く寝て起きて、アリアの料理も食べたいしな」
「そう? なら、明日の朝は楽しみにしててね」
「ああ、おやすみアリア」
「おやすみなさい」
 明日の朝に完成する料理を楽しみに思いながら、アリアとカミルはそれぞれ眠りについた。
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