バツイチ彼に告白したら、予想外に溺愛されて困惑しています。
ほろ酔いで頭がぽやっとしているけれど、それがふわふわとして気持ちいい。
名残惜しくもお開きの時間になった。
もっといろいろお話したかったけど、十分素敵な時間を過ごせて私は満足だ。
紅林さんも楽しい時間だったと思ってくれてると嬉しいなぁなんて思っていると、代表でお会計を済ませてきた大島さんが私の肩を押す。

「俺ら明日美ちゃんたち送ってくんで、作業長は早川さんよろしくっす。」

そう言って、紅林さんの目の前へ献上するように差し出される私。

え、待って。
二人きり?

「ちょっ、待っ…、、、」

抗議の声を上げようとしたけど、大島さんは明日美たちを連れてさっさと歩き出してしまった。

困って紅林さんを見ると、目がばちんと合う。
えっと、この状況、ありがたいけど緊張するよー。
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