無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。
「はー、本当くだらないよねぇ君?相手オンナノコなんでしょ?何ビビってんの?」
「・・・っ、」
ふーむ。今出てきたら、何だか面倒事の予感しかしないな・・・。
面倒なことは嫌いだからさっさと回避したいところだけど、ここがどこかも分かんないしな。
ここに居座らない気なら、たったと家に帰りたいんだけど・・・。
「オンナノコってさぁ、俺嫌いだから顔も見たくないんだよねぇ。同性の蹴落としあいとか醜くて見てらんないし?」
「こら、京(きょう)。そんなに言うなよ」
「浩(こう)も大変だよねぇ、"あんな奴ら"を庇わないといけないなんて。優しいじゃん」
「・・・」
雰囲気わっるいし、かんじわっる。
今出れた人には、拍手を送りたいくらい私には出にくいよ。