無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。
「ちょ、ちょっと待って!・・・姉御、さん?」
「・・・箕田梓ですが」
「み、箕田さんか・・・。ごめん。あの、さっきの会話聞こえて・・・」
「・・・別に。気にしてないですよ」
淡々と答える私に、姉御と呼んでくる三人も初対面の人も、少し困惑していた。
眠ろうとして寝れなかったから、自然と態度が冷たくなってしまったらしい。
まあ、そんな態度だと不愉快だろうし少しにっこりと笑っとくけど。
「・・・ふぁ~、ぁあー・・・、」