無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。
「あ、その。姉御は眠たいみたいなので・・・」
そう筋肉は言って、私と共にその部屋を出ようとした、
のだけれど。
「はぁ?何あの子?礼儀がなってなくなぁい?本当ありえないよねぇ?」
「・・・っ、京、なに言ってんだよお前・・・!」
「これだから女はやだやだ。姉御なんて言わせちゃってさぁ、自分が偉いとでも勘違いしてるのぉ?」
「京!やめろ、」
・・・はぁ、結局面倒いことに巻き込まれた・・・まあ、自分が悪いんだけど。
でも本当に眠いな・・・。
眠気に逆らおうと数回瞬きをして、首をくるくると回す。