無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。
「・・・筋肉。早くいこ」
「あ、は、はい。俺たちは先に帰りますんで」
おろおろしながら私の顔色を窺う…誰かに、少し目を細める。
「あ、姉御。あの人は、悪い人じゃないんですが…。その、極度の女嫌いで、女だと誰に対してもあーなるんですよ…」
「そ」
あんま興味ないから、割とどうでもいいけど。
一応、そういう部類の人ってことは頭に入れておく。すぐに忘れるだろうけど。