無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。






 「・・・筋肉。早くいこ」



 「あ、は、はい。俺たちは先に帰りますんで」




 おろおろしながら私の顔色を窺う…誰かに、少し目を細める。




 「あ、姉御。あの人は、悪い人じゃないんですが…。その、極度の女嫌いで、女だと誰に対してもあーなるんですよ…」



 「そ」




 あんま興味ないから、割とどうでもいいけど。



 一応、そういう部類の人ってことは頭に入れておく。すぐに忘れるだろうけど。






 
< 27 / 30 >

この作品をシェア

pagetop