森の妖精と団長さん
こんな幸せな日々を過ごすなんて、1人で森にいたあの頃は想像してない。
1人ぼっちだと思って生きてた私の世界を広げてくれた騎士団のみんな、エリック、シスカさん、コウ王子、そしてルカさん
それに、私にはお兄様がいた。
その存在がどんなに嬉しかったか。
人生何があるか分からない。
森を飛び出したことで、私の人生はとても良いものになった。
これからもっともっと、大変なことが待ち受けてるかもしれない。
その時、後悔しないよう今、この時間を精一杯過ごしていきたい。
大事なものができた今、人生で1番強くなれてる気がする。
「お父様、お母様。見守っててください。」
私を愛してくれたように、私も大切な人たちを愛し、守っていきます。
そう決意し、楽しそうな隣の部屋に向かう。