森の妖精と団長さん
「まだ貴方のお名前聞いてなかったわ。」
「エマと申します!」
大人の余裕と色気を感じるシスカさんを前に、身体中に緊張がはしる。
「エマ、いい名前ね。ここで会うなんて何かの縁だわ。仲良くしましょ?」
「はい!私なんかでよければ!!」
嬉しい!シスカさんはリリーさんやミラさんみたいに威圧感は感じない。
「ねぇ、エマ。今回の花嫁候補多すぎだとは思わない?」
突然その話題になり、一瞬固まる。
「何考えているのかしらねー…私には花嫁を選んでるようには見えないの。エマはどう思う?」
「私ですか…。私も最初は何で10人も呼ぶんだろうと思いました。実際、何人かの候補の方々は王子よりも騎士団と仲を深めたりしていましたし…」
こんなことシスカさんに言っていいのか迷いながらもそう言うと
「そうよねー。王子が相手になるならもちろん嬉しいけど、騎士団でもいいって人がほとんどよね。」