俺のまさかの溺愛狂想曲
旦那様からのI love you の続編
「結菜編」
🐝
結菜は朝早くバスに乗り会社へ向かう。
一つ先のバス停に、昨日デパートの屋上で出合ったお婆ちゃんがいた。
ふうっと吐く白い息が良く見える程寒い朝だった。
「お婆ちゃん。」
「あらま!!偶然ってあるのね。」
(椿,御年80歳は、結菜を見てわざとらしく大きく目を見開きビックリ!" してみせた。
お婆ちゃんはグレーのセーターと辛し色のパンツを履いて上から黒いロングコートを羽織っていた。
お年を召しても細やかな肌に元気な足どり、上品な顔立ちは、昔は、そうとうな美人さんだったのだろう。
今も凄く綺麗で、好感が持てる。
彼女は、ニコニコしながら結菜の所まで来て座った。
「おはようございます。
同じバスなんて、奇遇ですね。」
結菜は、ぺこりと頭を下げた。
「はいはい。おはようございます。
本当ね。」
彼女もにっこりと挨拶をかえしてくれる。
二人は楽しそうに話ながら、
お婆ちゃんの名前が椿さんと言う事、
この近くに住んでいる事、
結菜も、一つ前のバス停から乗ること、バス停の近くに住んでいる事
などを話した。
しばらく走ると、妊婦さんが乗って
きた。
6ヶ月くらいだろうか?
お腹がすこし膨らんでみえた。
ブルーのコートに肩掛けをして身体を
冷やさない用に着込でいた。
結菜は、お婆ちゃん叉ゆっくり話しましょう。と言って妊婦さんに
座るように進めた。
まだ満席ではないが此から学生がドッと乗り込んでくるので早めに
座った方がいいと忠告した。
妊婦さんは頭を軽く下げ
「ありがとう。いつも車で検診に行くのですけど、今日は車を主人が使っているので。」
と話してくれた。
結菜はニッコリ笑うと赤ちゃん、楽しみですね。と明るく笑った。
椿は益々結菜が気に入り是非光寿郎の嫁に欲しくて堪らなくなった。
自然に気回しが出来る娘、回りが
明るく華やいでくる。
椿は結菜をながめながら、本当に
賢くていい娘だと思った。
「ユーナ、今度ご飯たべないかい。
可哀想な年寄りと食べてくれないかい。」
結菜はふふふと笑いながら
「じゃあ、カレシも居ない可哀想なまご娘とご飯食べましょう。」
お昼デパートのjapan. 旅行会社に来て下されば何時でも、お待ちします。
ただし給料後にしてくださいね。
ビンボーなので!」
ヘヘヘ!!