女の子にならせてよ
_カランカラン
ドアを開けてグルリと店内を見る。
えーと、あっ…いた。
窓際に座っている美織を見て駆け寄ろうとした…が、
「いーじゃん、俺らと遊ぼーよ?」
「友達待ってるから無理だって言ってんでしょ。しつこい」
「なんなら友達も一緒でいいからさ!」
なにやらナンパされてる模様です…。
美織は思いっきり顔をしかめて、不機嫌なのにナンパ野郎は気づいてないのか…。
どうしようか…やっぱり助けた方がいいよね、?
店に入ったはいいけどその場でウロウロしてる私を美織が見つけ、
ビシバシと“このめんどくさいナンパ野郎、どうにかして”と目で物語っていた。