女の子にならせてよ



_カランカラン




ドアを開けてグルリと店内を見る。







えーと、あっ…いた。




窓際に座っている美織を見て駆け寄ろうとした…が、




「いーじゃん、俺らと遊ぼーよ?」


「友達待ってるから無理だって言ってんでしょ。しつこい」



「なんなら友達も一緒でいいからさ!」





なにやらナンパされてる模様です…。





美織は思いっきり顔をしかめて、不機嫌なのにナンパ野郎は気づいてないのか…。





どうしようか…やっぱり助けた方がいいよね、?




店に入ったはいいけどその場でウロウロしてる私を美織が見つけ、



ビシバシと“このめんどくさいナンパ野郎、どうにかして”と目で物語っていた。
< 69 / 126 >

この作品をシェア

pagetop