こじれ男に花束を〜俺様女医のスパルタ恋愛塾〜
「柴田さーーん、お昼お持ちしましたぁーー」
白衣の女性が昼食を持って入ってきた。
た、助かった!!!
俺は慌てて女医の手を払いのけた。
女医は抵抗はしなかった。
「あら、高村先生、珍しいとこにいらっしゃいますね〜、て、お取り込み中ですか?」
ナースはちらりとパジャマのはだけた俺の腹を目をやった。
「あら、前田さん、
お久しぶりね。今は整形外科にいるの?この人ね、最近まで内科で入院してたのよ。私が持ったから、縫合跡を見てるの」
女医は
若そうなナースに向けて優しく微笑む。
その横顔は女性でさえ魅了されるだろう。
「あ、なるほど〜。さすがです〜」
ナースらしき人は
女医が好きなのか
何度か共感意を表し、
昼食をテーブルに置くと、どれどれと、
俺の腹に顔を近づけてきた。
お、
おお?
このナースも、すごく可愛い!!!!
肩に少しかかる真っ直ぐな茶色い髪は
艶を放ち、
目のメイクはバッチリだが、
ふっくらとした唇に薄い色を乗せて、
派手にはならずよく似合っている。
控えめにしていても若さ特有の眩さが出ていた。
愛らしいクリクリとした目で
俺の腹を興味津々に眺めてくるのは
何かのご褒美なのか
それとも恥ずかしめを受けるバツなのか‥
左をみても右を見ても美人と美女がいるというのはやはりちょっと嬉しい、かも‥。
て、いや、
離婚したばかりなのに何を考えてるんだ!
俺は自分を戒めた。
「わあー!さすがです!凄く綺麗になってますね!」
この人たちは俺の腹毛など
どうでもいいようだ。
何かの作品を眺め愛でているように傷跡を賞賛する。
職業病とでもいうのかもしれない。
「そう?ありがとう。
この人、しばらく入院みたいだけど、
しっかりリハビリさせて。
ついでに腹も引き締めてあげて」
「あはは、て、あれ?柴田さんは高村先生のお知り合いなんですか?ご親戚ですか?」
「いいえ。
すごく昔に付き合っていたの。
こんなお腹じゃなかった頃よ」
女医は
なんでもないように
俺の腹を直しながらさらりと答え、
俺は浮かれた事を心底後悔した。
白衣の女性が昼食を持って入ってきた。
た、助かった!!!
俺は慌てて女医の手を払いのけた。
女医は抵抗はしなかった。
「あら、高村先生、珍しいとこにいらっしゃいますね〜、て、お取り込み中ですか?」
ナースはちらりとパジャマのはだけた俺の腹を目をやった。
「あら、前田さん、
お久しぶりね。今は整形外科にいるの?この人ね、最近まで内科で入院してたのよ。私が持ったから、縫合跡を見てるの」
女医は
若そうなナースに向けて優しく微笑む。
その横顔は女性でさえ魅了されるだろう。
「あ、なるほど〜。さすがです〜」
ナースらしき人は
女医が好きなのか
何度か共感意を表し、
昼食をテーブルに置くと、どれどれと、
俺の腹に顔を近づけてきた。
お、
おお?
このナースも、すごく可愛い!!!!
肩に少しかかる真っ直ぐな茶色い髪は
艶を放ち、
目のメイクはバッチリだが、
ふっくらとした唇に薄い色を乗せて、
派手にはならずよく似合っている。
控えめにしていても若さ特有の眩さが出ていた。
愛らしいクリクリとした目で
俺の腹を興味津々に眺めてくるのは
何かのご褒美なのか
それとも恥ずかしめを受けるバツなのか‥
左をみても右を見ても美人と美女がいるというのはやはりちょっと嬉しい、かも‥。
て、いや、
離婚したばかりなのに何を考えてるんだ!
俺は自分を戒めた。
「わあー!さすがです!凄く綺麗になってますね!」
この人たちは俺の腹毛など
どうでもいいようだ。
何かの作品を眺め愛でているように傷跡を賞賛する。
職業病とでもいうのかもしれない。
「そう?ありがとう。
この人、しばらく入院みたいだけど、
しっかりリハビリさせて。
ついでに腹も引き締めてあげて」
「あはは、て、あれ?柴田さんは高村先生のお知り合いなんですか?ご親戚ですか?」
「いいえ。
すごく昔に付き合っていたの。
こんなお腹じゃなかった頃よ」
女医は
なんでもないように
俺の腹を直しながらさらりと答え、
俺は浮かれた事を心底後悔した。