初恋レモン
そして私は…

「あら、川口さん、菜々ちゃんお帰り!」
「菜々ちゃんだー!」
「遊んで~~~!」


通りすがる懐かしい顔の人たちに
たくさん声を掛けられて嬉しかった。


この島は人口は少ないうえに、
うちは結構有名な農家だから
島のほとんどの人がうちのお客さんで
知り合いなんだ。


「菜々、すっごい人気者だね。」


みんなポカンとしていた。
そうだよね。
東京じゃ有り得ない光景だしね。


「みんな!着いたわよ~!」


他愛もない話をしていると、
あっという間に私が
3ヶ月ほど前まで住んでいた家に着いた。


「どうぞ~!」


先に玄関に入った私。
振り返るとみんなは立ち止まっていた。
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