初恋レモン
「う、うん…。」


なんとなく意味を
理解してしまった私は
大人しく抱きしめられていることにした。


それからしばらくして
体は離れた。


「みんなのとこ行こっか。」


サラッと手を繋がれ洞窟の出口を目指した。


洞窟を抜けた先は海。
そこは星砂がたくさんある。
それを知ってたのかは分からないけど
既に大河君が見つけていた。


「2人とも遅かったな!
見ろよこれ!星のカタチの砂!!」


嬉しそうに私達に見せてきた。


「星砂ってね、見つけたら
”願いが叶う”って言い伝えがあるんだよ。」


「まじ!?じゃあ俺お願いしよ!
俺にも彼女が出来ますよーに!」


星砂を手のひらに置き、
それを自分の前に突き出して
話しかけるようにお願いをしていた。
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