冬の魔法



「今日は、空を飛ぶ魔法のテストをする!出席番号順に、魔法実演室まで!!」

今は、魔法演習の授業中。今日は、空を飛ぶ魔法のテストをするらしい。魔法演習は、色々な魔法を実際に使い、慣れていくための授業。いつもは、外で行うのだが、今日みたいなテストの時は、「魔法実演室」と言う部屋で行っている。

私は、一番後ろだ。1クラス、25人編成だ。私は、このクラスの25番…と言うことになる。少し、離れた場所に居る美影に目を移す。美影は、暇そうに頬杖をついていた。美影は、私の視線に気がついたのか、私の方に顔を向け微笑んだ。
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