外見9割、性格1割。

芽衣「知っての通り、私は
兄貴と歳が離れてるから。
おまけに向こうは長男で秀才で
私が褒められる事なんてなかった。
どんなにいい点数を取っても
当たり前みたいな顔されてたから
あの時の愛琉の言葉が嬉しかった。」

ずっと一緒にいたけど
まさか私の事をそんな風に
思っていたとは知らなかった。

芽衣と友達になって10年。
それだけ長い月日が経っても
知らない事は沢山ある。

芽衣「この子と友達になりたいって
思った。でも、私は友達の
作り方が分からなかった。
冷たい態度しか取らない私に
愛琉は何度も何度も話しかけてくれた。
愛琉のおかげで友達になれたんだよ。
失いたくないよ。ちっぽけな事で。
大切な親友をなくしたくない。
だから、本当にごめんなさい。」

愛琉「私だって嫌だよ!
芽衣とずっと一緒にいたいよ。
でも、芽衣は間違ってない!」
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