外見9割、性格1割。
芽衣「ううん。間違ってたよ。
真正面からぶつからなきゃ
気付けない気持ちってあるから。」
いつも私の話を聞いてばかりの芽衣が
今日はお喋りだった。
芽衣「明と付き合って2年。
色んな事があったよ。
私は素直じゃないから怒らせる事も
沢山あった。別れの危機もあった。
気持ちをぶつけるのが怖くて
いつも言葉を飲み込んで、ずっと
いい子のフリしてた。嫌われたくなくて。
でも、そのせいで明を怒らせてしまった。」
長年一緒にいたのに私は
芽衣の事を何にも知らなかった。
もちろん、芽衣が悩んでた事も。
芽衣「私には怒る理由が分からなくて
友達に相談されてるって例え話したら
愛琉、何て言ったと思う?」
愛琉「ごめん、覚えてない。」