敏腕室長の恋愛遍歴~私と結婚しませんか~

「ねえ七海、今の話聞いてた?」

「えっ、あ、ごめん。ぼーっとしてたかも」

「ランキングの話!七海も入ってるの知ってた?」

「ええっ、し、知らない!でも女子社員は……」


男女平等とはいえ、イケメンランキングは話のネタになるけど美人ランキングはちょっと笑えないかもね、という暗黙の了解というのか、そういった事情で女子社員はランキングの数自体が少なかったはずだ。


「えっと、女子はね、彼女にしたいランキングだって。ちなみに既婚者は含まれない。そこで七海さんは7位だそうですよ?」

「おおー!そしてうまい具合に七海の『7』とかすごいね」

「私が……7位……?」


ランキングなんてみんなお遊びで選んだりしてるのは知ってるから、この結果は全然あてになるようなものじゃないんだけど。

素直にかなり嬉しくて勝手に頬が緩んでくる。
でも私は選んでもらうほど他の部署の人達と交流はない訳で。


「なんかきっと秘書室勤務、っていうのが大きいのかな。私、皆より他の部署との交流とかないし」

「そんなことないような気はするけど、でもまあ10位以内は阿川さん以外の秘書室メンバー入ってるわ」

「え?阿川さん以外?」
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