敏腕室長の恋愛遍歴~私と結婚しませんか~
***
社長に目撃されてしまった白昼の情事未遂から数日、室長が大丈夫だと言っていた通り、何のお咎めもないまま阿川さんに誘われていた合コンの日がやって来た。
珍しく終業時間には秘書室メンバーが全員揃い、魅力に溢れた秘書達が各々のデスクに全て埋まった光景は圧巻と言わざるを得なかった。
そして無事に終業時間となり、皆がいそいそとパウダールームへ向かう中、一人どうしたらいいのかと明らかに戸惑った様子で椅子に座ったままの佐伯さん。
「佐伯さんはメイク直さなくていいの?」
「はい、終業後は込み合うからと阿川さんに教えていただいていたので、15時の休憩の時に少し直したんですけど……」
「あ、そうなんだ。私も先にささっと直しちゃったから待ってるだけなんですよ……、って、あれ、佐伯さん、もしかして具合悪かったりします?」
佐伯さんの様子がどこか不安げというか、少し緊張しているようにも思えたのでそう聞くと、佐伯さんはやや困り果たような表情を浮かべて私を見上げる。
社長に目撃されてしまった白昼の情事未遂から数日、室長が大丈夫だと言っていた通り、何のお咎めもないまま阿川さんに誘われていた合コンの日がやって来た。
珍しく終業時間には秘書室メンバーが全員揃い、魅力に溢れた秘書達が各々のデスクに全て埋まった光景は圧巻と言わざるを得なかった。
そして無事に終業時間となり、皆がいそいそとパウダールームへ向かう中、一人どうしたらいいのかと明らかに戸惑った様子で椅子に座ったままの佐伯さん。
「佐伯さんはメイク直さなくていいの?」
「はい、終業後は込み合うからと阿川さんに教えていただいていたので、15時の休憩の時に少し直したんですけど……」
「あ、そうなんだ。私も先にささっと直しちゃったから待ってるだけなんですよ……、って、あれ、佐伯さん、もしかして具合悪かったりします?」
佐伯さんの様子がどこか不安げというか、少し緊張しているようにも思えたのでそう聞くと、佐伯さんはやや困り果たような表情を浮かべて私を見上げる。