ボクは初恋をまだ、知らない。
「…月村さん、余裕だね。」

「え…?」

その女の子にはお茶を拒否られてしまった。

「太陽先生のお墨付きだから?
でもそんな事で選ばれるとか余裕こいてんなら、このイベントで成績落とすよ?」

女の子の背中をさすってたもう1人の子にそう言われてしまった…。

「別に…そんなつもりぢゃ。」

「同情いらねーから。ライバルなんだしさ。」

ライバル……?

手渡したはずのお茶を持っていた手の行き場を無くしてうろたえた。

そりゃ、るな位しか仲良い子はいないけど…少なくともボクは、同じ夢を持った同士であり、仲間だと思ってたのに…。

まさかそんな事を言われるなんて…
ショックだった。

「ちょっとそこの2人!月村さんはただ体調を気遣っただけなのになんて事言うの?!」

るなかと思ったら、違った。
隣の声の主を見ると、モデルもやってる七瀬陽菜ちゃんだった。

腕を組んで2人を睨んでる。
可愛い顔を鬼のようにして…。
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