ボクは初恋をまだ、知らない。
ーーーーーーーー
ーイベント当日。
結婚式場の中の、ある会場の一室を借りて開催された。

皆が作ったドレス達は、4つにジャンル分けされて、
会場の壁側を沿うように展示されている。

まるでパーティドレスの専門店のようで、
各ジャンルに2つずつ、試着室コーナーまで施されている。

イベント時間は10時から13時までの3時間。
この時間内で、ボク達はお客様に何としてでも選ばれないといけない。
正直、成績もかかっているから。

時刻10分前には、太陽先生がメガホンを持って集合したボクらにエールを放つ。

「お客様に対しての対応は自由だ。
だが、成績がかかっているからと言って、押し売りのような真似はするな!
学院長の娘さんの結婚式のお客様とゆう事を忘れずに宜しく!全力で頑張れ!!」

活のある太陽先生の声に、
皆が気合いの入った返事をした。

「う……やば。吐き気してきた。」
「大丈夫?深呼吸して。」

周りを見渡すとプレッシャーで具合の悪さをうったえる子もいた。

「これ、あげる。大丈夫?緊張するよね。」

ボクはまだ飲んでいなかった小さいサイズのお茶をその子にあげると驚いていた。



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