クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。





「……38.2℃ 学校は休んだ方がいいね。メイドの仕事もお休みで」


体温計を見た明人さんがそういう。


「そんな……お仕事まで」


「こんなに熱があってお仕事は無理だろ?こっちに来て色々と慣れるのに大変なことも忙しかったりしたから、疲れが出たんじゃないかな。今日はゆっくり休みな」


明人さんがそう言って優しく私のおでこに手を添える。


少し冷たくて気持ちいい。



円とあんなことがあってから一週間、あれから、学校での私への噂話なんかはなくなったけれど、


円は私と少しも目を合わせてくれようとしない。


まるで、一緒に過ごしてた時間は夢だったんじゃないかって思うほど。


ここ1週間、早凪くんや翼くんが休み時間一緒にいてくれたから、寂しい想いはしていないけど。


円のことはずっと引っかかったままで。


「ゆるちゃん熱ってまじ?!」


「おい、お前ら、準備……」


ドアの方からドタバタと音がしたかと思うと、慌ててやってきた瑛斗さんと翼くんに続いてそれを止めるように明人さんが屋根裏部屋に来た。

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