だから何ですか?Ⅲ





暗い・・・・。


確か目蓋を開いた筈であるのに捉えるのはまた暗い空間という事にぼんやりと意識を覚醒させていく。


ここ、どこだったっけ?なんて顔に手を伸ばせば指先に触れたのは額に張られた冷却材。


ああ・・・そっか、

俺熱だしてぶっ倒れてたんだっけ?


ようやく眠る前の記憶を掴んで理解したと息を吐く。


そのまま手さぐりでルームライトをつければ淡く照らされる自分の寝室の景観。


体が・・・少し楽だ。


雛がくれた薬のおかげか。と、欠伸を零しながら枕横の携帯に手を伸ばしホームボタンを押すと時間の確認。


22時過ぎ。


えらく集中して眠ってたな。


これも薬の副作用か?とポリポリと頭をかいてしばらく呆ける。


とりあえず水分補給はしておこうとペットボトルに手を伸ばし、一気に喉を潤したくてストローを抜きだし口をつけた。


だいぶ喉か渇いていたらしくゴクリゴクリと飲み込むほどに潤うような感覚を覚え。


そのおかげでまともに頭がクリアになってくれば、少し汗ばんだ服を着替えたいとのそりと動いてベッドから降り、クローゼットから着替えを取り出すと寝室を抜けて風呂場の方へ。


なんか・・・夢を見た気がする。


夢と言うより・・・何かの答えを見たような。


なんだったっけ?

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