だから何ですか?Ⅲ
笑ってはいるけれど鋭く光る水色を見つめ、そんな色味に映りこむ自分も静かに冷たい怒りを燃やして。
どちらがお互いにその憤りを滾らせているかの張り合いの様な瞬間。
でも、ぶつけるべき相手はお互いではなくて、見合わせていた視線を静かに動かしたのはほぼ同時。
4つの瞳が捉え映したのは海音の姿だ。
そうして集中を受けた姿から溜め息混じりに弾かれる言葉は、
「・・・全ての事態直前に凛生に絡んだ存在は?・・・か、」
「「高城」」
「・・・しか・・ないよな。あのパーティーしか思い当たらないし、綺麗に繋がりきる」
そう、綺麗に繋がりきる。
そこを始まりに事を並べれば細かい詳細が抜け落ちていようと、ここまでの事態にひとつなぎに出来るのだ。
事は亜豆と高城の再会から始まった。
そこまで話が繋がれば突き詰めるべき根本はひとつだけだ。
「亜豆と高城・・・どういう経緯の繋がりか、だな」
「リオ本人は同級生って説明してたんだよね?」
「高校のな」
「高城は?リオに対してどんな感じだったの?」
「あんな表向きの場での接し方はアテにはならねぇと思うけど。高城自体は前に海音が言ったように温厚誠実、品行方正。周囲認める出来る優男って印象振りまいてるみたいだったけど」
「『けど』?」