だから何ですか?Ⅲ




「もう一人・・・重要なキーマンがいるだろ」


「キーマン・・・」


「亜豆と高城の関係をリアルタイムで見知っていたかもしれないキーマンが」


「・・・・雨月か、」



そう、もう一人の高校の同級生で、パーティー会場でも亜豆と一緒であったあの人。


やはり一番この事態の重要なカギを握っているんじゃないかと思うんだ。


その結論には海音も否を唱えるつもりはないらしく、ハァッと息を一つ零すと携帯を取り出し、



「とりあえず・・・日本に戻ってきてるか確認してやる」


「戻ってなかったら今いる国も聞いてくれ」


「追いかけて飛ぶ気か?」



さすがに驚きを示してこちらに視線を寄越してきた海音に、至って真面目だと冷静な目を向け無言の肯定。


それには小さく息を吐くだけですぐに携帯を耳に当てた海音の姿。






そこまでするさ。


どうしても取り戻さなければ。


どうしても・・・抱き締めないと。




アレは俺のだと体の芯から叫んで辛い。





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