だから何ですか?Ⅲ
死んでたまるかっ____
自分の芯の強さには呆れもするし褒め称えてやりたいとも思う。
今は後者だ。
一時はその芯の強さゆえに苦痛に染まった時間があったけれど、今はどこまでもその強さを後押ししてやろうじゃないか。
諦めかけていた意識を渾身の力で浮上させ、頭と繋がっていなかった体への指令を無理矢理繋げると組み敷きに来ていた高城に大きく動いて抵抗した。
「っ___離・・せっ!!」
「このっ__」
押して突いて払いのけて。
一瞬出来る隙にすかさず体を捻って抜け出そうとしてまた捕まって。
服も乱れ髪も掴まれ、時々振りかざされる力が避けてみても身体を掠め。
それでもこちらとてやられっぱなしで堪るかと、抵抗の中に爪を立てて相手の肌に傷を残して。
私が抵抗を見せれば見せる程どんどんと狂気に歪む高城の顔にあの笑顔の面影はない。
ひたすらの憎悪、憤怒。
こんな筈ではなかった。
こんな予定ではなかった。
それが害為す力として自分に訴えられて身を蝕む。
もうどこが痛いなんて断定が出来ない程全身が痛い気がする。
今も運悪く見事に高城の手が頬に乾いた音を響かせて、その勢いで床に頭を打ち付けるとすぐに伸びた手が床に固定するように頭を掴んで抑え込んできた。