だから何ですか?Ⅲ



_____あとはドロドロ。


欲求のままに。




どこまでも無責任すぎる快楽に逆上せ上がった時間の果て。



「・・・・ってか、・・・今更だけど本当に大丈夫なのか?」



本当に今更だ。


呼吸も程よく整い熱すぎた体の熱も緩く引いたような休息時間。


お互いに怠い体をベッドに投げ出して、俺は亜豆の乱れた髪に手櫛を通しそのままなんとなく弄って遊んでいた不意の間。


やはり一応元来根は真面目であるからか本能任せの行為には後々手遅れな悩みが押し寄せてくるわけで。


亜豆の言葉を信用しないわけではないけれど、やはりその辺は軽い問題ではないだろうから音にして再確認をしてしまう。


そんな問いかけにまっすぐにこちらを見つめてくる亜豆の無表情にはなんだか少し威圧される。



「・・・何ですか?よもや私がワザと妊娠狙って嘘ついて伊万里さんを捕え置こうとでも?」


「いや、別にそういう疑いをかけてるんじゃなくて、無責任な自分に反省がね」


「・・・大丈夫ですよ。・・・私だって無責任に子供を作りたいとは思いません。・・・欲しいなんて願望を持ったこともないですし」


「・・・・・」


「・・・・・別に欲しくないとも言ってませんからね」


「あ、いや・・・俺も確かに結婚とか子供とか自分の未来予想図で描いた事はねぇけど」


「あら、似たもの同士」


「俺もこんなですからねぇ。知っての通りワンマンプレイというのか独り身が楽で自分のペース乱されるの苦手な生き物だろ?」


「フッ・・・そうですね。まず同居同棲、はたまた結婚とは縁遠い性質ですから伊万里さんは」



よく知ってるとクスクスと笑い、のそりと体を起こした亜豆がそのまま俺の上に乗って寝そべってくる。


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